「がんじゅう沖縄」過去の配信記録

◆がんじゅう沖縄 Vol.47◆ 2012/1/10発行  

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 ◆がんじゅう沖縄 Vol.47 [2012/1/10]◆   ☆☆☆
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  沖縄産業保健推進センター発行      ★☆★★☆
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 ホームページ http://www.sanpo47.jp/

 メールアドレス sanpo47@mrj.biglobe.ne.jp

                       
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 ==目 次======================

1.はじめに
2.産業保健関係情報について
3.センターだより(平成24年2月末までの研修日程)
4.相談・質問をお待ちしています
5.編集後記
 
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                    はじめに

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  新年あけましておめでとうございます。がんじゅう沖縄をご覧いた
 だいておりますみなさまの今年一年のご健康とご活躍を祈念いたしま
 す。
  今年もみなさまのお役にたてるよう頑張って産業保健研修、情報等
 を提供させていただきますので、これからも沖縄産業保健推進センタ
 ー及びがんじゅう沖縄をよろしくお願いいたします。
  

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              産業保健関係情報について

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 《関係法令改正等情報》

●【「平成23年東北地方太平洋沖地震に起因して生じた事態に対応する
  ための電離放射線障害防止規則の特例に関する省令を廃止する等の省
  令」の公布・施行について】
  平成23年12月16日付けで「東京電力福島第一原子力発電所・事
 故の収束に向けた道筋当面のロードマップ」において示されている原子
 炉が安定的な冷温停止状態を達成するための工程であるステップ2が完
 了したことを踏まえて、東電福島第一原発における緊急作業時の被ばく
 限度を250ミリシーベルトとする特例を廃止するための省令を官報に
 公布し、施行した旨の広報が労働基準局安全衛生部労働衛生課より行わ
 れました。
  昨年3月14日に、東電福島第一原子力発電所での災害拡大防止のた
 めに、特にやむを得ない場合として、100ミリシーベルトから250
 ミリシ ーベルトに引き上げられていた緊急作業に従事する労働者の被
 ばく線量の上限を、昨年11月1日に、厚生労働大臣が定める一部の
 作業を除いて、250ミリシーベルトから100ミリシーベルトへ引
 き下げました。詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yeem.html  

●【除染等業務に従事する労働者の放射線障害防止のための省令の公布及び
  ガイドライン制定について】
  平成23年12月22日付けで厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛
 生課より、東日本大震災で生じた放射性物質により汚染された土壌等を除
 染するための業務等に係る電離放射線障害防止規則及びこれに基づく厚生
 労働大臣告示が公布され、平成24年1月1日から施行されることとなり、こ
 れに合わせ、除染等業務に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイ
 ドラインを策定しました旨の広報がありました。
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yy2z.html

●【心理的負荷による精神障害の労災認定基準の策定について】
  平成23年12月26日付けで厚生労働省労働基準局労災補償部補償課
 より、心理的負荷による精神障害の労災認定基準を新たに定め、同日付け
 で厚生労働省労働基準局長から都道府県労働局長宛て通知した旨の広報が
 ありました。これは、昨年11月に取りまとめられた「精神障害の労災認
 定の基準に関する専門検討会報告書」の内容を踏まえて策定されたもので
 す。
  ポイントとして、
 ① 分かりやすい心理的負荷評価表(ストレスの強度の評価表)を定めた
 ② いじめやセクシュアルハラスメントのように出来事が繰り返されるも
  のについては、その開始時からのすべての行為を対象として心理的負荷
  を評価することにした
 ③ これまで全ての事案について必要としていた精神科医の合議による判
  定を、判断が難しい事案のみに限定した
 としています。詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001z3zj.html


 《産業保健関係等情報》
 
●【「東日本大震災により生じた放射性物質により汚染された土壌等を除去する
  ための業務等に係る電離放射線障害防止規則案要綱」の諮問及び答申について】
  平成23年12月12日付けで東日本大震災により生じた放射性物質
 により汚染された土壌等を除去するための業務等に係る電離放射線障害
 防止規則案要綱について労働政策審議会に対し諮問が行われ、これを受
 けて同審議会から答申が行われ、この答申を踏まえて新しい規則の施行
 に向けて準備が行われる旨の広報が労働基準局安全衛生部労働衛生課よ
 り行われました。
  この規則は、原発事故により放出された放射性物質による汚染に対応
 する地域の中で、土壌の除染や、除去した土壌・廃棄物を収集する業務
 を行う労働者の放射線被ばくを防ぐために事業者が講ずべき措置を定め
 ています。詳しくは、下記URLをご確認ください。
 
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yy2z.html


●【「粉じん障害防止規則及びじん肺法施行規則の一部を改正する省令案要綱」
  の諮問及び答申について】
  平成23年12月12日付けで「粉じん障害防止規則及びじん肺法施
 行規則の一部を改正する省令案要綱」について労働政策審議会に対し諮
 問が行われ、これを受けて同審議会から答申が行われ、この答申を踏ま
 えて新しい省令の改正に向けた作業が行われる旨の広報が労働基準局安
 全衛生部労働衛生課より行われました。
  この省令改正では、金属をアーク溶接する作業は、これまで、屋内等
 で行う場合に限り、呼吸用保護具の使用やじん肺健康診断の実施の対象
 でしたが、今回の改正により、屋外で行う場合も含めて対象となります。
  また、手持式又は可搬式動力工具を用いた岩石の穿孔等の作業は、こ
 れまで、屋内等で行う場合に限り、呼吸用保護具の使用の対象でしたが、
 今回の改正により、屋外で行う場合も含めて対象となります。
 (じん肺健康診断の実施は従来から対象になっています。)
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001xqha.html  
 

●【平成23年度「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」
  報告書の公表について】
  平成23年12月21日付けで、労働基準局安全衛生部労働衛生課よ
 り「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」におい
 て、有害性評価とばく露評価によってリスクが高いと判断された3種類
 の化学物質について、具体的な健康障害防止措置の検討を行い、報告書
 に取りまとめ公表する旨の広報がありました。
  検討会では、評価の対象とした(1)インジウムとその化合物、(2)コバ
 ルトとその化合物、(3)エチルベンゼンのいずれについても規制などが必
 要(※)とし、リスクの程度に応じて製造・使用者に対して必要な措置
 を講じることを義務付けるよう、報告書に取りまとめられています。
 厚生労働省では、本報告書を受けて関係政省令の整備を予定しています。
 ※(1)、(2)は「特定化学物質障害予防規則」、(3)は「有機溶剤中毒予
 防規則」に基づく局所排気装置等の設置、作業主任者の選任、作業環
 境測定の実施等の規制
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ypfx.html


●【平成22年石綿ばく露作業による労災認定等事業場の公表」の訂正について】
  平成23年12月22日付けで厚生労働省労働基準局労災補償部補償課
 より平成23年11月29日付けをもって発表した「平成22年度石綿ば
 く露作業による労災認定等事業場の公表」について、公表対象事業場数等
 の一部に誤りがあり、お詫びと訂正しする旨の広報がありました。
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001y5hj.html


●【平成22年度労働者災害補償保険事業の概況について】
  平成23年12月22日付けで厚生労働省労働基準局労災補償部補償課
 より平成22年度労働者災害補償保険事業の概況を取りまとめて公表した
 旨の広報がありました。
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001y5hj.html


●【「労働安全衛生法施行令等の一部を改正する政令案要綱」の諮問及び同
  審議会からの答申について】  
  平成23年12月26日付けで厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛
 生課より、労働政策審議会に対し、「労働安全衛生法施行令の一部を改正
 する政令案要綱」について諮問を行いこれについて、同審議会から厚生労
 働大臣に対して、答申があった旨の広報がありました。
  この答申を踏まえて、政令の改正作業が行われます。
  政令案のポイントは次のとおりです。
  1.放射化物(放射線装置から発生した放射線により汚染された物)の
   規制について
    これにより、
   ・作業環境測定の実施(法第65条第1項、令第21条)
   ・健康診断の実施(法第66条第2項、令第22条)
   ・電離放射線障害防止規則の適用(昭和47年労働省令第41号)
   の規制がかかります。
  2.石綿等の製造等の禁止に係る適用除外製品等一覧(ポジティブリス
   ト)の廃止
   (石綿を0.1%を超えて含有する物の製造、輸入、譲渡、提供または
   使用の全面禁止となります。)
  詳しくは、下記URLをご確認ください。

  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yxeg.html
 

 《東日本大震災支援対策情報》

●【東日本大震災に係る電話相談窓口】
  独立行政法人労働者健康福祉機構では、引き続き東日本大震災に伴う
 フリーダイヤル電話相談窓口を設置しております。

 メンタルヘルスに関する電話相談(全国共通フリーダイヤル)
 0120−226−272
 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝祭日を除く)
 
 健康に関する電話相談(全国共通フリーダイヤル)
 0120−765−551
 13:00〜17:00(土・日・祝祭日を除く)
 
 いずれも、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話が可能です。


 《その他》

●【働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」について】
  平成23年度社団法人日本産業カウンセラー協会が厚生労働省から
 委託を受けて、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
 を開設しています。
  Q&Aは、具体的な対応法まで細かく回答がなされ、現場での問題対応
 についてもお役立ていただけると思います。
  11月25日に手引き、冊子、パンフレットが分かりやすいよう表形式
 にまとめられました。
 (社団法人日本産業カウンセラー協会こころの耳ポータルサイト運営事務局)
 
  http://kokoro.mhlw.go.jp/
 
  また、併せて「みんなのメンタルヘルス総合サイト」もご覧ください。

  http://www.mhlw.go.jp/kokoro/

 
●【平成23年(2011年)東日本大震災の関連政府情報(参考)】
 ○首相官邸災害対策
  http://www.kantei.go.jp/saigai/
 ○内閣府防災情報
  http://www.bousai.go.jp/
 ○厚生労働省平成23年(2011年)東日本大震災関連情報
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014ih5.html
 ○原子力安全・保安院
  http://www.nisa.meti.go.jp/

   
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               センターだより

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■産業医研修

●日  時:1/19(木)18:30〜20:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:メンタルへルス対策における産業医の役割
講  師:伊志嶺 隆(産業医学基幹相談員)

●日  時:1/25(水)18:30〜20:30(ご注意:会場確認)
場  所:産業支援センター302、303(3階)
テ ー マ:メンタルへルス産業医学事例検討会(Ⅱ)
講  師:山本 和儀(メンタルへルス基幹相談員)

●日  時:1/26(木)18:30〜20:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:職場における喫煙対策
講  師:伊波 恒雄(産業医学特別相談員)

●日  時:2/13(月)18:30〜20:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:産業医に求められる有害業務管理〜有機溶剤中毒予防のため
      の健康管理を事例として〜
講  師:青木 一雄(産業医学基幹相談員)

●日  時:2/23(木)18:30〜20:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:事業場における「有害物質の管理濃度」と「局所排気装置」
      について
講  師:新里 隆男(労働衛生工学特別相談員)

※平成24年3月15日(木)午後から産業医実地研修の開催を計画しています。
 講師は伊志嶺隆産業医学基幹相談員です。現在、医師会に単位認定申請を行っ
 ております。認定されましたら詳細についてお知らせいたします。

 研修内容:http://www.sanpo47.jp/seminar/index.cgi?mode=list&pline=0

■保健師・看護師研修

●日  時:2/7(火)15:00〜16:30 
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:精神科的問題を抱える人や困難な人への対応法をめぐって
講  師:竹下 小夜子(メンタルへルス特別相談員)

●日  時:2/22(水)14:00〜16:00 (ご注意:会場確認)
場  所:産業支援センター302・303(3階研修室)
テ ー マ:メンタルへルス事例検討会(Ⅱ)
講  師:山本 和儀(メンタルへルス基幹相談員)

■衛生管理者等研修

●日  時:1/18(水)13:00〜14:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:冬場で問題になる感染症
 講  師:平山 良克(産業医学基幹相談員)

●日  時:1/19(木)15:00〜16:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:メンタル不調者との付き合い方
講  師:伊志嶺 隆(産業医学基幹相談員)

●日  時:1/24(火)18:00〜19:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:衛生管理者実践講習 〜衛生委員会の活性化〜
 講  師:宇野 司(産業医学特別相談員)

●日  時:1/30(月)15:00〜16:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:職場に必要な職場における健康管理の必要項目
講  師:青木 一雄(産業医学基幹相談員)

●日  時:2/14(火)15:00〜16:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:産業医制度の活用
講  師:伊波 恒雄(産業医学特別相談員)

●日  時:2/17(金)15:00〜16:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:「職場不適応から見えてくるもの(大人の
      発達障害、うつ病、そううつ病の理解、対応
      を中心に)
講  師:仁井田 りち(メンタルへルス特別相談員)

●日  時:2/27(月)15:00〜16:30
場  所:産業支援センター710(当センター研修室)
テ ー マ:労働者の健康増進〜長寿体質と生活習慣〜
講  師:大屋 祐輔(産業医学特別相談員)


 研修内容:http://www.sanpo47.jp/seminar3/index.cgi?mode=list&pline=0


 ※なお、研修内容につきましては一部HPで紹介しております。
  当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を
 行っておりますので下記までお問合せください。



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           相談・質問をお待ちしています

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  沖縄産業保健推進センター、メンタルヘルス対策支援センター
 では、産業医、企業における労働衛生管理スタッフ、労務管理者等
 皆様方からの相談・質問を受け付けています。
  メールでも結構です。電話でも結構です。お手紙でも結構です。
 研修申し込みの際の申込用紙に記載していただいても結構です。
 直接お越しいただいても結構です。
  普段の衛生管理活動を進めていくうえでの疑問点、衛生管理活動
 の事例等の参考がないかなど、回答にお時間をいただくケースもあ
 るかとは思いますが相談員を中心に問題解決のため最大限の努力を
 させていただきます。

========================【編集後記】============================

  新年を迎え心新たに引き締まる思いでいっぱいです。
  昨年は、皆様方に助けていただきどうにかセンターの運営を行え
 たというのが本音のところです。
  推進センターの大本の組織である独立行政法人の再編や事業仕訳
 による推進センターの集約化問題など今後の推進センター事業の置
 かれた状況は決して先行きが明るいものであるとは考えておりませ
 ん。
  しかし、皆様の必要とされている限り私どもは粛々と皆様のご要
 望にお答えするべく業務を勧めて行くつもりであります。
  今後とも、沖縄産業保健推進センターにご理解とご協力を賜り、
 皆様の産業保健活動のお役にたてればと思います。
  お正月で暴飲暴食?された方、正月疲れが取れない方いよいよ本
 格的な風邪のシーズンになっております。皆様どうぞお体をご自愛
 され風邪などをひかれないようによろしくお願いいたします。
  今後とも当推進センターにご要望等がございましたらいつでもお
 待ち致しておりますのでよろしくお願い致します。
  また、メールマガジンについてのご意見ご要望もお寄せください。
  皆様のご意見を参考とさせていただきより良いメールマガジンに
 していきたい考えていますのでよろしくお願いいたします。

 
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