「がんじゅう沖縄」過去の配信記録

がんじゅう沖縄 Vol.06 2008/8/11発行

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 がんじゅう沖縄 Vol.06 [2008/8/11]
 沖縄産業保健推進センター発行
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==【はじめに】===========================================
 
  夏真っ盛りですが、いかがお過ごしでしょうか。
 学校も夏休みに入り、海や山、行楽地に家族や友人と出かける
 機会もあるのではないでしょうか。
  そこで、既に御存知だとは思いますが、沖縄の海の危険生物
 について、いくつかあげてみたいと思います。
  まず、よくニュースで取り上げられるハブクラゲ、その他に
 オニダルマオコゼ、ミノカサゴの仲間、ハブガイとも呼ばれる
 アンボイナガイ、ウミヘビ、オニヒトデ、ウンバチイソギンチャ
 ク、ガンガゼ、ゴンズイなどがこれらにあたります。
  これらの危険生物の情報につきましては、インターネットで
 検索すれば、写真や対策、刺されたときの措置等が出ていますの
 で、見ていただければと思います。
  また、県内のいくつかの公共施設でこれらのポスターやパンフ
 レットをしばしば目にすることがあります。
  ところで、21年間沖縄の海を潜ってきたダイバーである私
 から、つたない記憶を頼りにこれら危険生物の海での目撃状況を
 振り返ってみますと、砂地がずっと続く地形よりも、岩場や岩場
 と砂地が入り混じった地形のところで多く見られ、ミノカサゴの
 仲間、オコゼの仲間、ウミヘビ、ガンガゼなどは大人の背が届く
 深さでけっこう見かけることがあるということです。
  実際、職場の同僚が、ひざくらいの深さのところで、オコゼの
 仲間に右足の親指を刺されたことがあります。
 その同僚曰く「最初、ガラスの破片を踏んだのかと思った。そし
 たらすぐに痛みだし、足が腫れてきた。病院に運ばれる救急車の
 なかでは、熱いお湯に足を入れられて手当てを受けていた。」と
 のこと。結局、1カ月ほど足が腫れていたそうです。
  海に入る限り、このような危険生物から完全に身を守る方法は
 思い浮かびませんが、ビーチで泳ぐのであれば、防護ネット内で
 泳ぐことや、岩場付近で泳ぐのであれば、マリンブーツやウエッ
 トス-ツで体を保護するほうがよいでしょう。(ウエットスーツ
 をこれらの生物の棘が突き抜けることもあるので注意。)
  また、事前にインターネットや図鑑などで危険な生物を調べて
 おいても、自然環境の中でこれらの生物を見ると、これが、それ
 にあたるのかどうかわからないことがあります。(貝類などは殻
 に藻などの付着物があると区別がつきにくい。)疑わしい生物に
 はなるべく触らないように気をつけましょう。
      
                     ダイバーから一言

==【研修会開催のお知らせ】====================

石綿関連疾患診断技術研修会
●日付  平成20年11月15日〔土〕
●時間  14:00 ~ 16:00
●会場  かんぽの宿那覇レクセンター
     那覇市港町2-9-15
     ℡098-862-4720
●講師  加藤 勝也〔岡山大学附属病院放射線科 助教〕
●内容  石綿に関する一般的知識
     石綿ばく露歴の把握方法
     関連疾患の診断及び石綿による労災疾病の労災補償制度
●対象者 呼吸系統の疾患を取り扱う医師、産業医、放射線技師等
     医療関係者
●認定産業医研修単位
     基礎実地-2単位
     生涯実地-2単位

母性健康管理研修会
●日付  平成20年12月2日〔火〕
●時間  13:00 ~ 17:00
●会場  沖縄産業支援センター302・303
     那覇市小禄1831番地
●講師  富澤 美智子〔沖縄労働局 雇用均等室長〕
     佐久本 哲郎〔豊見城中央病院 副院長〕
     江畑 知恵〔新日本監査法人 健康サポートセンター 産業医〕

●内容  男女雇用機会均等法では、事業主に対して、妊娠中及び出
     産後の助成労働者に必要な母性健康管理の措置の実施を義
     務付けています。
     産業医、医師、保健師、、助産師、看護師、衛生管理者機
     会均等推進責任者の産業保健スタッフの皆様に母性健康管
     理について知識を深めていただくための研修会
●認定産業医研修単位
     基礎後期-4単位
     生涯更新-1単位
     生涯専門-3単位

○申込  〔ホームページ〕http://www.sanpo47.jp
     〔eメール〕  sanpo47@mrj.biglobe.ne.jp



==【センターだより】=======================================

◆産業医研修

● 日 時:9/10(水) 18:30 - 20:30
  場 所:沖縄産業支援センター 研修室(305) 
  テーマ:メンタルヘルス(自殺予防キャンペーン)
  講 師:メンタルヘルス担当相談員 山本 和儀
 

● 日 時:9/18(木) 19:00 - 21:00
  場 所:沖縄産業保健推進センター 研修室(710) 
  テーマ:VDT作業を快適に
  講 師:産業医学担当相談員 伊志嶺 隆

● 日 時 10/9(木)18:30-20:30
  場 所 沖縄県中部地域産業保健センター(北部地区医師会内)
  テーマ 職場巡視に困っていませんか。
  講 師 産業医学担当相談員 伊志嶺 隆

◆保健師・看護師研修(その他職種の方の参加可)

● 日 時:8/22(金)14:00-15:30
  場 所:沖縄産業保健推進センター 研修室(710)
  テーマ:ストレスとリラックス技法
  講 師:カウンセリング担当相談員 福地 孝

● 日 時:9/5(金)14:00-15:30
  場 所:沖縄産業保健推進センター 研修室(710)
  テーマ:心理療法とカウンセリング
  講 師:カウンセリング担当相談員 福地 孝

◆衛生管理者・労務担当者研修(その他職種の方も参加可)

● 日 時:9/8(月) 14:00 - 15:30
  場 所:沖縄産業保健推進センター 研修室(710) 
  テーマ:労働安全衛生法基礎講習②
      衛生管理者の選任・職務、産業医の選任・職務、衛生
      委員会の設置、過重労働防止総合対策等について、
      解説します。
  講 師:労働衛生関係法令相談員 池間 正幸

● 日 時:10/16(木) 14:00 - 15:30
  場 所:沖縄産業保健推進センター 研修室(710) 
  テーマ:産業医との付き合い方
      職場に産業医はいますか 産業医との意志疎通はい
      かがてすか 問題点を見つけ解決策を皆様と考えて
      みませんか。(事前に問題点があれば連絡下さい。)
  講 師:産業医学担当相談員 伊志嶺 隆

当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を
行っております、ぜひ下記までお問合せください。

==【お薦め図書】=======================================

● 産業保健ハンドブックシリーズ

 ①「写真で見る職場巡視のポイント」森晃爾編(労働調査会)
   
   産業医としてどのような視点で職場巡視すべきかを写真で
  わかり易く解説しています。

 ②「増補改訂 嘱託産業医のためのG&A」森晃爾編(労働調査会)

   普段、産業医として疑問に感じることを取り上げ、G&A方式
  で具体的に解説しています。

 ③「産業保健ハンドブック」(労働調査会)

   法令関係や各種制度などを、図や表、チェックリストを取り入れ
  わかり易く解説しています。

 ※ なお、③「産業保健ハンドブック」につきましては、当センター
  で無料配布しております。
   これらハンドブックにつきましては、保健師・看護師、衛生管理
  者の方も日頃の活動において、十分活用できる内容となっています。

==【編集後記】=======================================
 
  さて、沖縄の夏場(7~8月)の海水温は何度か御存知でしょうか。
 天候にも多少左右されますが、晴天が続くと昼間水深10mくらいまで
 は、30度以上になります。7~8月と海に潜っていますが、いずれも
 私の時計の温度計は30度(私の温度計は小数点以下測定不能)を示し
 ていました。少し潮の流れがあるところや、深いところでときどき29
 度を示すもののほとんど30度を示しています。
  海水温が30度以上の状態が続くと、サンゴの体から藻類が離れ、全
 体が白く見える「白化」という現象が起きることがあります。
  1998年の沖縄での大規模なサンゴの白化、昨年の八重山石西礁瑚
 での白化は、自分の目でも見てきましたが、愕然とするものでした。
  折りしも、7月のG8では、最大のテーマが環境問題でした。このよ
 うな白化を見てしまうと、地球の環境の変化を感じずにはいられません。
  サンゴの白化は、8月中旬以降に一気に起こることが多いので、今年
 は起こらないように願うばかりです。
  
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