「がんじゅう沖縄」過去の配信記録

◆がんじゅう沖縄 Vol.72◆ 2014年1月10日発行

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 ◆がんじゅう沖縄 Vol.72 [2014/1/10]◆     ☆☆☆
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  産業保健推進センター沖縄事務所発行   ★☆★★☆
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 ホームページ http://www.sanpo47.jp/

 メールアドレス sanpo47@mrj.biglobe.ne.jp

                       
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 ==目 次======================

1.はじめに
2.産業保健関係情報について
3.センターだより(平成26年3月までの研修日程)
4.相談・質問をお待ちしています
5.編集後記

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 ※ 新年明けましておめでとうございます! ※
  
   本年も、産業保健推進センター沖縄事務所をよろしくお願い
   いたします。


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               はじめに

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※ 「過労死」対策は万全ですか?

  過労死は海外でも「KAROSHI」として問題視され、いまや国際的
 な重要課題であり、昨年、全国で脳・心臓疾患(過労死)の労災認
 定件数は338件となっている。
  もともと、過労死は労災保険における「脳・心臓疾患の認定」に
 由来しており、その請求件数が急増する中で生まれた言葉である。
  しかし、上記のとおり20年以上を経過しても、過労死や過労自
 殺は後を絶たない。過労死防止は主たる要因である「過重労働」を
 なくすことが1番であるが、その実態は旧態以前のままである。
  では、健康を害し過労死のリスクが高まる時間外労働、いわゆる
 「過労死ライン」はどの程度だろうか。それは月80時間、1か月
 の労働日を20日とすると、1日4時間の時間外労働が恒常的に続
 く状態だといわれている。
  ただし、労災保険の「脳血管疾患・虚血性心疾患等の認定基準」
 では、発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間な
 いし6か月間にわたって、1か月当たり(平均して)おおむね80
 時間を超える時間外労働が認められる場合、業務との関連性が強い
 と評価できるとしている。
  突然、脳出血や心筋梗塞などで倒れた場合、通常は私病となりま
 すが、その発症に過重労働が主たる要因の場合や、直前に社内事故
 や急激な作業環境の変化など「異常な出来事」に遭遇した場合など
 は労災、いわゆる業務上災害の可能性が高いとなっている。
  さて、この過労死をめぐっては去る12月4日「過労死防止基本
 法案」が国会に提出され、今通常国会での成立が見込まれている。
  法案は、過労死の防止対策の策定・実施を国と地方公共団体の責
 務とし、事業主には対策への協力と労働者の健康保持に必要な措置
 を講ずる努力義務を課すものとなっている。その第3条第1項(基
 本理念)は、「過労死はあってはならない」と明記している。
  基本法制定を求める実行委員会では「命より大切な仕事って何で
 すか?」と問いかけ、過労死をなくす法案の成立を実現するため、
 100万人署名達成を目指している。


  
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              産業保健関係情報について

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 《産業保健関係情報》


●【受動喫煙防止対策:助成金などの各種支援事業について】

受動喫煙防止対策助成金は、職場での受動喫煙を防止するために、
 喫煙室を新たに設置する際などに、その費用を助成するものです。
  ※ 対象となる事業主を全ての業種に拡大するなど、平成25年
   度から助成金制度がさらに使いやすくなりました。

 <健康増進法第25条>(受動喫煙の防止)
   学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、
   事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設
   を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防
   止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。

下記、URLでご確認ください。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/jigyousya/kitsuenboushi/


●【働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」について】

  厚生労働省の委託により、(社)日本産業カウンセラー協会におい
て、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」が開設
されています。
 「15分でわかるセルフケア」や「15分でわかるラインによるケア」
 などを活用して自発的な学習と「管理監督者」学習をしましょう。

  ぜひ、下記URLにてご確認ください。
  当センターのホームページにもリンクされています。
     
  http://kokoro.mhlw.go.jp/

 《行政関係情報》


●【職場における腰痛予防対策指針が改訂されました】

  この腰痛予防対策指針の改訂は実に19年ぶりです。
 最近腰痛が多発している「社会福祉施設」(老人介護など)における介
 護作業にも適用を拡大しました。
  
  詳しくは、下記URLをご参照ください。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/youtsuushishin.html

●【原発作業従事者の方の健康相談窓口について】

  県内においても、東電福島第1原発緊急作業従事者が多く見られるこ
 とから、これらの方々に対応するため相談窓口が「那覇市医師会・生活
 習慣病健診センター」に設けられました。
  放射線被ばくによる心身の健康に不安を感じる労働者の皆さんは是非
 ご相談ください。

  詳細につきましては、下記URLをご確認ください。

  http://www.zeneiren.or.jp/pdf/120316.pdf


《「沖縄労働局」情報》


●【中小企業事業主の皆様へ!受動喫煙防止助成金のご案内】

<職場に分煙室(喫煙室)を設置する費用を助成します。>

  他人のタバコの煙(副流煙)は自分より他人に悪影響を与え
 ます。この副流煙には発がん物質が含まれていることも周知の
 事実です。健康・健全な職場はクリーンな職場環境から。  
  職場に「分煙室」(喫煙室)を設置する予定の事業主の皆様、
 是非この「助成金」制度を活用ください。
  「分煙室(喫煙コーナー)」設置の工事費用すなわち、工事
 費、設備費、備品費、機械装置などの経費の2分の1の額を国
 が負担いたします。(上限額は200万円となっています。)
  この機会に職場の環境改善のためにも「禁煙・分煙対策」を
 検討してみたらどうでしょうか。快適な職場づくりを沖縄労働
 局 健康安全課が応援いたします。まずはご相談ください。

  詳しい内容や、お問い合わせ先は沖縄労働局健康安全課
  TEL:098−868−4402

  または下記URLをご参照ください。
 
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/
roudoukijun/anzen/kitsuen/

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/jigyousya/
kitsuenboushi/dl/pamphlet.pdf

●【職場の健康づくりを応援します!】(応援サイトの活用を!)

  沖縄労働局では、2年連続で有所見率が全国最悪の状況を危惧し、
 ホームページに「職場の健康づくり応援サイト」を立ち上げました。
 企業における健康づくりの取り組み事例や健康コラムなどを掲載し
 ております。是非一読ください。

  詳細は下記URL(沖縄労働局)にて閲覧ください。

 http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_
tetsuzuki/anzen_eisei/eiseikankei.html


●【沖縄県最低賃金、時間給664円!】

  沖縄県地域別最低賃金額は時間額で、653円から664円(プ
 ラス11円)に決定され平成25年10月26日(土)から効力発生
 となりました。また、特定(産業別)最低賃金も所定の手続き等を
 経てそれぞれ決定されます。(糖類製造業などの6産業)

  詳細は、下記URL(沖縄労働局)をご覧ください。

  http://okinawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_
tetsuzuki/saiteichingin/_119789.html



《東日本大震災支援対策情報》

●【東日本大震災に係る電話相談窓口】
  独立行政法人労働者健康福祉機構では、引き続き東日本大震災に伴
 うフリーダイヤル電話相談窓口を設置しております。

 メンタルヘルスに関する電話相談(全国共通フリーダイヤル)
 0120−226−272
 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝祭日を除く)
 
 健康に関する電話相談は、3月31日付けで終了いたしております。 
 いずれも、携帯電話、PHS、公衆電話からの通話が可能です。

 《その他》

●【平成23年(2011年)東日本大震災の関連政府情報(参考)】
 ○首相官邸災害対策
  http://www.kantei.go.jp/saigai/
 ○内閣府防災情報
  http://www.bousai.go.jp/
 ○厚生労働省平成23年(2011年)東日本大震災関連情報
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016exl.html
 ○原子力安全・保安院
  http://www.nisa.meti.go.jp/

  
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               センターだより

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 ※平成25年度(後期10月〜)産業保健研修会予定表(「かわら版」)
  を作成しました。当推進センターのホームページをご覧下さい。
   
 ○研修予定表: http://www.sanpo47.jp/kensyunavi/index.cgi


■産業医研修(生涯研修)

 ※ 日医認定の生涯研修(基礎研修ではありません)ですが、研修内容
  によっては、産業医以外(産業保健スタッフ等)の方も受講可能です。


●日  時:1/22(水)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:労働安全衛生法における安全衛生管理体制
      (生涯更新研修2単位) 
 講  師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)

●日  時:1/29(水)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター302号室(3階)
 テ ー マ:職域における睡眠医学とメンタルヘルス
      (生涯専門研修2単位)
 講  師:山本 和儀(メンタルヘルス相談員)

●日  時:1/30(木)15:00〜17:00●
 場  所:沖縄電力(株)具志川火力発電所内
      (うるま市字宇堅657番地)

※稼働中の「発電所」巡視に適した服装でご参加ください。
    (スカートやハイヒール等はご遠慮ください。)
  
○テ ー マ: 職場巡視の進め方(実地研修)
       (生涯実地研修2単位)
○講  師: 伊志嶺 隆(産業医学相談員)
       平山 良克(産業医学相談員)

  ※ 当日は現地集合、現地解散となりますので沖縄電力
    HP等で所在地(地図)をご確認ください。
    集合時間は14:45厳守とします。(正門前)

    ※※※(産業医限定:定員30名)※※※


●日  時:2/7(金)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:労働安全衛生法における衛生委員会
      (生涯更新研修2単位)
 講  師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)

●日  時:2/13(木)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:有害作業と特殊健診
      (生涯専門研修2単位)
 講  師:伊波 恒雄(産業医学特別相談員)

●日  時:2/20(木)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:労働基準法・安全衛生法の主要条項の
      解説(生涯更新研修2単位)
 講  師:池間 正幸(労働関係法令特別相談員)

●日  時:3/6(木)18:30〜20:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:衛生委員会と産業医
      (生涯専門研修2単位)
 講  師:伊波 恒雄(産業医学特別相談員)


 研修内容:http://www.sanpo47.jp/seminar/index.cgi?mode
        =list&pline=0

■保健師・看護師等研修

 ※産業看護職向けの研修ですが、医師、衛生管理者、人事
  労務担当者等の受講も可能です。
  (ただし、産業医認定はありません)

●日  時:2/4(火)13:30〜15:00
 場  所:産業支援センター302号室(3階)
 テ ー マ:モラルハラスメント
 講  師:竹下 小夜子(メンタルヘルス特別相談員)

●日  時:2/26(水)14:00〜16:00
 場  所:産業支援センター302号室(3階)
 テ ー マ:性同一性障害とセックスカウンセリング
 講  師:山本 和儀(メンタルヘルス相談員)

●日  時:3/4(火)18:00〜19:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)
 テ ー マ:職場で取り組む生活習慣病の予防活動
 講  師:宇野 司(産業医学特別相談員)
  
 
■衛生管理者、労務・人事担当者等研修

 ※衛生管理者、労務・人事担当者向けの研修ですが、医師、
  事業主、保健師、看護師等も受講可能です。
  (ただし、産業医認定はありません。)

●日  時:1/15(水)15:00〜16:30
 場  所:産業支援センター309号室(3階)
 テ ー マ:受動喫煙対策の課題
 講  師:伊波 恒雄(産業医学特別相談員)

●日  時:1/16(木)15:00〜16:30
 場  所:産業支援センター309号室(3階)   
 テ ー マ:産業医としてのメンタルヘルス対策
      への関わり方      
 講  師:伊志嶺 隆(産業医学相談員)
   
●日  時:2/6(木)17:00〜18:30
 場  所:産業支援センター308号室(3階)   
 テ ー マ:企業における新型インフルエンザ対策
 講  師:平山 良克(産業医学相談員)

 研修内容:http://www.sanpo47.jp/seminar3/index.cgi?
      mode=list&pline=0

 ※なお、研修内容につきましては一部HPで紹介しております。
  当センターでは、産業保健に関するご相談や各種研修会等を
 行っておりますので下記までお問合せください。

 
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           相談・質問をお待ちしています

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  「沖縄産業保健推進センター」、「メンタルヘルス対策支援セン
 ター」では、産業医、企業における労働衛生管理スタッフ、事業主、
 労務管理者等の皆様方からご相談・ご質問を受け付けています。
  電話・メール・FAXでも結構です。お手紙でも結構です。
   

========================【編集後記】============================
  
  新年、明けましておめでとうございます。
 本年も、産業保健推進センター沖縄事務所の各種業務につきまして、
 格段のご厚意とご指導方をよろしくお願い申し上げます。
  さて、新年の話題としては、いささか微妙ですが、平成25年度も
残り2ケ月余りとなりました。入学、進学、人事異動と何かとせわし
 くなることと存じます。
  さて、各都道府県産業保健推進センターにおいても新年度4月1日
 からの組織再編に向けた作業が着々と進んでいるようです。平成13
 年6月に「沖縄産業保健推進センター」と銘打って発足しましたが、
 平成24年4月から、いわゆる「事業仕分け」の対象になったため、
 名称改め「沖縄事務所」になり事務所も7階から2階に移転しました
 が、この沖縄事務所がまた変わろうとしています。
  産業保健推進センターは一般的には聞き慣れない「機関」ですが、
 民間事業場の産業保健スタッフ(産業医、保健師、看護師、衛生管理
 者等)の皆さんのご利用、ご活用がなければ存在価値のない組織と言
 えます。2年前の沖縄事務所化の影響もあり、かなり機能・サービス
 面が低下し、ご迷惑をお掛けしていることと心苦しく思っているとこ
 ろですが、引き続きお引き立てくださるようお願いいたします。
  現在の段階では詳しいことは解りませんが「産業保健3事業」(産
 業保健、地域産業保健センター、メンタルヘルス支援)を一元化し、
 ワンストップで今よりも幅広く産業保健事業を展開することが可能に
 なるのではと大いに期待されています。
  新年に当たりまして、改めて産業保健に携わる全ての皆様の益々の
 ご活躍と各事業所のご発展を祈念すると共に、県内労働者の健康増進
 に向けて微力ではありますが当産業保健推進センターもその一助とな
 れば幸いだと考えております。

                  古城 尚志(拝)
 
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 沖縄産業保健推進センター
 独立行政法人 労働者健康福祉機構
 産業保健推進センター沖縄事務所
 〒901-0152那覇市小禄1831-1
 沖縄産業支援センター2F
 電話 098-859-6175 FAX 098-859-6176
http://www.sanpo47.jp/


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