「がんじゅう沖縄」過去の配信記録

当センターでは毎月10日にメールマガジン「がんじゅう沖縄」を発行し、産業保健の最新情報等を利用者の方に発信しております。

◆がんじゅう沖縄 Vol.201◆ 2024年3月8日発行

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 がんじゅう沖縄 Vol.201[2024/3/8]
 沖縄産業保健総合支援センター発行
 ホームページ https://www.okinawas.johas.go.jp/
 メールアドレス sanpo47@okinawas.johas.go.jp
 フェイスブック https://www.facebook.com/OKINAWA.JOHAS
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今月のメルマガ掲載情報ピックアップ
1.保健師コラム
2.新着情報
3.沖縄産保センターからのお知らせ
4.相談・質問

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 1.保健師コラム
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はいたい!産業保健専門職(保健師)の千葉です。

 巷では卒業式シーズンですね。職場でも異動や転勤で新しく環境が変わる方や、別れの寂しさを感じている方もいるのではないでしょうか。年度末で、たくさんのタスクを抱えて忙しくしている方も多いかもしれません。煮詰まったときは、一旦背伸びをして外の新鮮な空気に触れてリフレッシュしていきましょう。

 皆さんは「燃え尽き症候群」についてご存じでしょうか。よくご存じの方もいれば、聞いたことはあるけどよく分からないという方もいると思います。「燃え尽き症候群」とは、それまで人一倍活発に仕事をしていた人が、なんらかのきっかけで燃え尽きるように活力を失うときに示す心身の疲労症状をいいます。主な症状に、心身の疲労消耗感のほか、人と距離をとり感情的接触を避ける、達成感の低下などが認められています。精神医学的にはうつ病と診断されることもあります(こころの耳より)。

 医療・福祉職など対人支援に関わる職種にリスクが高いと言われています。このメルマガの読者でもある産業保健スタッフや人事労務担当の方も、対人支援に関わっている方たちですよね。昨今は対人支援職の方に限らず、精力的に働いていた人の休職・離職の要因の一つとなっており、予防と対策が重要な課題と感じます。
対人支援職の燃え尽き予防と改善は個人のセルフケアだけではなく、組織的な予防・改善の取組が必要だと言われています。
マインドフルネスとコンパッション(思いやりの気持ち)を基軸とした対人支援職の燃え尽き予防プログラムに「GRACEプログラム」があります。米国の医療人類学者のジョアン・ハリファクス老師(「死にゆく人と共にあることマインドフルネスによる終末期ケア」や「コンパッション」の著者)が開発したプログラムです。https://gracejapan.org/

 「GRACEプログラム」は、日本でも終末期医療などの医療・福祉の現場から広がり始め、教育現場で働く教員や今では対人支援職全般の燃え尽き予防に繋がると考えられ認知されてきています。「GRACEプログラム」をすごく簡単に説明すると、支援者自身が自分を犠牲にして燃え尽きることなく、自分を大切にセルフケアすることで対象者に対しても適切な支援が行えるようになるプログラムです。

 今回このプログラムの連続研修を当センターで開催します。GRACEプログラムは心身共に落ち着いた状態に気づくグランディングやマインドフルネスのワークもあり、まずは体感してみることが一番なので、今回は完全対面研修で行いますよ。
 新年度になったらすぐにお知らせします!「GRACEプログラム」について学び、日頃のセルフケアや仕事にコンパッション(思いやりの気持ち)を生かしていきませんか。

(沖縄産業保健総合支援センター 産業保健専門職 千葉 千尋)

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 2.新着情報
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(1)2024年4月から・・・
建設業、トラック・バス・タクシードライバー、医師の時間外労働の
上限規制が適用されます。
詳しくは、厚生労働省:適用猶予業種の時間外労働の上限規制特設サイト 
はたらきかたススメにてご確認ください。
https://hatarakikatasusume.mhlw.go.jp/

(2)新たな化学物質規制について
新年度に向け事業者が実施すること、施行期日を確認しましょう。
「職場の化学物質管理ケミサポ」より
▽事業者が実施する事 実施に必要な4つのステップ
https://cheminfo.johas.go.jp/try.html
▽実施スケジュール
https://cheminfo.johas.go.jp/schedule.html

(3)独立行政法人労働者健康安全機構 「産業保健21」のご案内
「産業保健21」は、従業員が健康で安心して働ける職場づくりに関連する情報を発信しています。
▽「産業保健21」2024年1月号 特集「新たな化学物質規制体制」
https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/johoteikyo/tabid/128/Default.aspx
▽労災疾病等医学研究普及サイトもご活用ください。
https://www.research.johas.go.jp/about.html

(4)沖縄県労働災害発生状況(令和5年速報値 令和6年2月集計)
https://jsite.mhlw.go.jp/okinawa-roudoukyoku/content/contents/001728818.pdf

(5)沖縄県労働災害発生状況
https://jsite.mhlw.go.jp/okinawa-roudoukyoku/jirei_toukei/saigaitoukei_jirei/toukei.html

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 3.沖縄産保センターからのお知らせ
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1. 沖縄産業保健総合支援センター事業のご案内
その2 沖縄産保センターが行う「メンタルヘルス対策支援」とは?

沖縄産業保健総合支援センターでは、事業場のメンタルヘルス対策への取組みを支援しています。保健師、社会保険労務士、産業カウンセラー等の専門スタッフが、事業場に訪問し支援を行います。ぜひ、職場におけるメンタルヘルス対策にご活用ください。※相談無料

<相談内容>
■メンタルヘルス対策
・衛生委員会
・事業場における実態把握
・「こころの健康づくり計画」の策定
・メンタルヘルス対策のための      
・事業場内体制の整備(総合的なメンタルヘルス対策)
・職場環境等の把握と改善
・メンタルヘルス不調者の早期発見と適切な対応
・職場復帰に関すること(職場復帰支援プログラム作成支援を除く)
・職場復帰支援プログラム作成
・教育研修実施に関すること
・ストレスチェック制度の導入
■メンタルヘルス教育
・管理監督者向けメンタルヘルス教育(ラインケア研修)
 事業場のメンタルヘルス教育の継続的な実施を普及させるため、管理監督者に対するメンタルヘルス教育のデモンストレーションを実施。
 支援回数:1事業場あたり1回
・若年労働者向けメンタルヘルス教育(セルフケア研修)
 新入社員や20歳代の若手職員等就労して間もない若年層の向けに、セルフケアを促進するための教育を行います。
 支援回数:1事業場あたり1回)
<対象>
訪問指導を希望する中小規模事業場

2.沖縄産業保健総合支援センター支援メニュー ホーム―ページへはこちらから

(1)地域産業保健センター(地域窓口)・・・「地産保」
▽支援内容の詳細はこちらから
https://www.okinawas.johas.go.jp/branch/

(2)職場の「メンタルヘルス対策支援」について
▽支援内容の詳細はこちらから
https://www.okinawas.johas.go.jp/mentalhealth/

(3)「治療と仕事の両立支援」について
病気になっても働く意欲・能力のある労働者が働き続けられる社会の目指す取組みを「治療と仕事の両立支援」といいます。

【支援内容】
・事業場・労働者からの相談対応
・事業場訪問での個別支援
・事業場・労働者・医療機関との個別調整支援
・啓発セミナー
【対象】
・労働者、職場で両立支援に取り組みたい企業の方

【相談窓口】
●沖縄産業保健総合支援センター定期相談(毎月第3木曜日)
 令和6年度の定期相談は、5月スタートです。
 場所:沖縄産業保健総合支援センター
  (那覇市字小禄1831-1沖縄産業支援センター2階)
 相談方法:面談・電話・オンライン(ZOOM)
 要事前予約:098-859-6175

●医療機関の出張相談窓口
<定期開催>
1 浦添総合病院
 ・日時:毎月第3火曜日(月1回)午後1時〜午後4時
 ・要事前予約:医療連携支援室かけはし 098-878-0231
2 友愛医療センター
 ・日時:毎月第2金曜日 午後1時〜午後4時
 ・要事前予約:098-850-3811

<随時開催>
3 琉球大学病院 がん相談支援センター>098-895-1507
4 那覇市立病院 がん相談支援センター >098-884-5111(内線283)
5 沖縄県立中部病院・がん相談支援センター>098-973-4111
6 北部地区医師会病院・連携課>0980-54-1111
7 沖縄県立宮古病院・がん相談支援センター>0980-72-3151
8 沖縄県立八重山病院・がん相談支援センター>0980-87-5557
9 おもろまちメディカルセンター・地域連携室>098-867-2116
10 中頭病院・地域医療連携室>098-939-1300 
11 沖縄協同病院・地域連携室>098-853-1201
12 沖縄赤十字病院・地域連携室>098-853-3134
13 宮良クリニック>098-878-3311
14 那覇西クリニック>098-857-5557
15 ハートライフ病院>098-895-3255

▽支援内容の詳細はこちら
https://www.okinawas.johas.go.jp/ryoritsu/
▽「治療と仕事の両立支援」紹介動画はこちらから
https://www.okinawas.johas.go.jp/ryoritsu/

【関連情報】
▽「両立支援コーディネーターマニュアル」
https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/1047/Default.aspx
▽「労災疾病等医学研究普及サイト」
https://www.research.johas.go.jp/
▽「両立支援コーディネーター」について
https://www.research.johas.go.jp/ryoritsucoo/

(4)「転倒防止・腰痛予防対策」
体力の状況把握や身体機能の維持向上の取組みを進める事業場に対し、理学療法士が支援します。

 対象事業場:支援を希望する沖縄県内事業場
 支援回数 :1事業場あたり年度で1回まで
      ※支援にあたり別途、事前ヒヤリングを1回行います。
 支援方法: 対面又はリモート(離島の事業場については、リモートでの対応となります。)
 支援内容:作業状況から見た転倒防止、腰痛予防対策等に対するアドバイス
      ロコモ度テスト・身体能力セルフチェックの健康測定への助言、
      実技指導、運動アドバイス、社内セミナー

▽支援内容の詳細はこちら
https://www.okinawas.johas.go.jp/prevention/

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 5.相談・質問
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 「沖縄産業保健総合支援センター」では、産業医、産業看護職など企業における産業保健スタッフ、事業主、人事・労務管理者等の皆様方からご相談・ご質問を受け付けています。
▽お問合せは、こちらから
https://www.okinawas.johas.go.jp/centerOrder/

▼産業保健関連サイト▼

◆「あかるい職場応援団 ハラスメント対策の総合情報サイト」
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/

◆女性にやさしい職場づくりナビのご案内
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/gimu/

◆「産業保健に関する情報サイトさんぽみち」
https://sanpomichi-dt.jp/category/ohp/

◆メンタル不調を未然に防ぐために 〜ストレスチェック制度導入に向けて〜
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/index.html

◆「ストレスチェック制度の効果的な実施と活用に向けて」(事例集)
https://www.mhlw.go.jp/content/000917294.pdf

◆若年性認知症における治療と仕事の両立に関する手引き」のご案内
https://www.mizuho-rt.co.jp/case/research/pdf/r03mhlw_kaigo2021_01.pdf

◆全国スベっちゃダメよキャンペーンのお知らせ
▽-動画はこちら--▽
https://www.youtube.com/watch?v=oyF-NBMliP0
▽--詳細はこちら--▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111055.html

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(独)労働者健康安全機構 沖縄産業保健総合支援センター
〒901-0152那覇市字小禄1831-1 沖縄産業支援センター2F
TEL:098-859-6175 FAX:098-859-6176
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